e-スポーツとリアル

先日、当社監査役がボランティアで監督を務めているアマチュアの自動車レースチームの参加する３時間耐久レースを観戦してきました。

　５名のドライバーが交代で運転しますが、その日は小雨がちで霧も出るといるコンディションの悪い天候でのレースでかなり難しいドライブが要求される状況でした。そんな中、チームで一番速かったドライバーはレース経験豊かな人ではなく、たった１回の実戦経験しかないe-スポーツの１９歳のドライバーでした。

e-スポーツの自動車レース競技はゲームセンターにある自動車レースのゲーム機の発展版のような設備を自宅に設置し、いろいろなコースの設定や雨や霧の天候なども設定できるそうです。つまりおそらく彼はシミュレーションを十分にして実戦に参し、良い成果を出したということです。

　考えてみると航空機のパイロットもシミュレーション装置で訓練するのですから、自動車レースでもe-スポーツのドライバーが強いというのはなるほどとは思えますが、そういうものかとも感じます。

　もしいろいろな手術をe-スポーツのようにシミュレーションすることができれば、たくさんの“ブラックジャック”が生まれることになるのでしょうか。考えてみたいですね。

　それにしても、自動車レース観戦は本当に面白いです。私、ORB自動車部員ですからね。

（YN)