パートナー

  • >
  • パートナー

オルソリバースは多くのパートナーに支えられて今日を迎えています。

最初に紹介するパートナーのひとりが名古屋工業大学の春日敏宏教授です。弊社の商品である人工骨充填材レボシスは綿わたのような形状をしているのが特徴で

すが、その綿わた形状にするための基礎研究を行ったのが春日教授。つまりはレボシスの生みの親というわけです。より品質の高い骨再生充填材や足場材料を実現するべく、春日教授とは現在もなお共同開発を続けています。

レボシス製造における重要な役割を担っているのが株式会社カイゲンファーマです。カイゲンファーマといえば風邪薬に代表される医薬品メーカーとして有名ですが、弊社とは2016年5月にレボシスに関する委託製造契約を結びました。同年7月からカイゲンファーマ北海道・小樽の工場で厳格な品質管理の下でレボシスを製造しています。『製造』の項参照。

現在米国のみでレボシスを販売していますが、日本市場での販売を向けて国内申請手続きなどを含む準備作業を行っているところです。それにともない医療器機販売を手掛けるKiSCO株式会社と2016年8月、国内承認の共同事業に関する契約を締結しました。

また現行製品以外の話題では、いくつかの研究開発をそれぞれ別のパートナーと進めています。詳細は「研究開発」の項参照。

KiSCO株式会社

「それまでお会いしたベンチャーの社長さんもそうですが、製品に対する愛着がすごくある人だなあと感じました。それ以上に製品の可能性を創造的に捉え、この技術で医療に貢献したながら事業が広がっていくという感じを受けました。製品をどうにか世に出したい、その過程にKiSCOの力を借りたいという強い気持ちが伝わってきて嬉しく思い、一種のワクワク感がありました。」

弊社の西川代表取締役に初めて会った時、中路社長が西川に抱いた印象である。そしてまた、製品であるレボシスについては、こう述べる。

「整形外科のインプラントのビジネスをやりだしたばかりの時に見たので、『使える!』というのがファーストインプレッションです。従来のインプラントでは限界に達しているようなところもあったので、レボシスと組み合わせることで治療の質が上げられるような、抱えている問題を解決できるのではないかと思いました。レボシスを使えば、痒いところに手が届く。そんな感じです。」

近い将来には米国のみならず日本国内でもレボシスを販売する計画だが、その国内販売を担当するのが、弊社のパートナーであるKiSCO社である。医療機器販売における同社のノウハウを活かして、多くの医師に使っていただき、結果として患者さんのQOL向上につながることを願うばかりである。

「我々の商品とうまく組み合わせていくためにも、人工骨充填材の市場でレボシスのシェアを確実に取る必要があるでしょうね。まずはレボシス単品で高シェアを確立できないとダメだと思います。ともかくオルソリバースさんに対して恥ずかしくない営業体制を整えていこうと思っています。お互いに挑戦しながら育てていきたいですね。」

KiSCO株式会社
代表取締役社長 中路歩

中路社長はかつてKiSCOの親会社である大塚ホールディングスの会長の秘書を務めていたことがある。その秘書時代に教えられたのは「仮説を立てて挑戦すればいい。現実を直視し、ギャップをものすごい勢いで埋めていく情熱がなければいけない。たとえ失敗しても、それは失敗したのではなくて成功しなかっただけ。成功しないことのひとつの理由を学んだのだ。」ということ。つづけて中路社長は語る。

「最近、仮説を描いた時に、その仮説を共有する社員、仲間、全員がワクワクするのがいちばんだなと思うんです。日々仕事をする中で、仮説に向かって一歩一歩階段を登っていることを感じながら、その登っていることにワクワクすることが大事だと思います。仕事を建築に例えるなら、『塀を積み上げているのではなく、城を作っている』という感覚をオルソリバースの社員とKiSCO社員に持ってほしい。それが真のパートナーシップを築く基本だと思います。」